それって本当に腱板断裂の痛み? ネットを鵜呑みにしないで!


【それって本当に腱板断裂の痛み? ネットを鵜呑みにしないで!】



こんにちは!

もちブロのもちづきです。


今日は実際に経験した、
ママさんバレーをやっている40代女性Kさんの
肩関節の痛みについて
お話させていただきます。




まず、治療するにあたって必ず、
患者様がどうなりたいかという
「目的」が必要です。

「〜までに痛みをなくしたい」

「〜までにバレーが出来る様になりたい」

「とりあえず、今痛みを抑えたい」

「じっくり時間をかけて治したい」


など人によって目的が違います。


もちろんご要望をお聞きした上で、
それが可能なのか
判断するのは私の仕事です。



Kさんはその頃、

普段やっているポジションから
アタッカーになったそうで、 

不慣れなポジションでアタックする機会が増え、


普段から、少し痛みが出てきており、 


試合中にアタックした時に
右肩い強い痛みが走ったそうです。




しばらく、
だましだまし数週間
プレーしていたそうなんですが、



痛みが変わらないので、
接骨院に来ました。



私がみた時は、
ビールジョッキが持ち上げられず、

腕を上げる動作がとても痛いと訴えていました。



ただ、

右半身に重心を乗せるようにしたり、

その他にも
患部以外の部分の動きをよくしたことで、
痛みはだいぶ軽減したので、



患部以外の動きの悪さによるものが
要素として大きいと考えました。



Kさんには
動作の改善を中心に行うことで、
痛みは引いていくと思いますとお話しをました。



ただKさんの目的は、
なるべく休まずにバレーがしたいとのことでした。


私は、
痛みが強いから
痛みがすぐになくなることはありません。


時間は個人差はありますが、
1日2日でなおるものではりませんとお伝えしました。





初回の治療後は、
腕を上げても痛みが
あまりでないところまで改善しました。



ただ、
人の体の使い方や癖はすぐには治らないので、



また、
元に戻ってしまうことは
ご理解くださいとお伝えしました。


すぐに治らないということを、
こまめにお伝えしたので、

ご理解いただけたかなと思ったのですが、





2回目に来た際、
「先生、まだ治りません」と言われました。
「全然よくなりません」
 

しかし、
改めて確認すると、
腕を上げる痛みは前回よりかは
下がっていました。




Kさんは
すぐによくなると思っていたのかもしれません。

だが、家に帰って痛みが強くなったので、



不安になり、
ネットで同じ様な症状を当てはめて調べたそうです。


そうしたら、腱板損傷という
肩の関節を構成している筋肉の損傷が
ヒットしたそうです。



参考図










それを治すには手術しかないため、
整形外科に予約をしたとのことでした。


病院で診てもらうことは、全然構いませんが、


そもそも、
Kさんの目的は、
バレーを休まずに早期復帰を目指すという事です。



整形外科の予約も2ヶ月後と先で、
手術となると日常生活に復帰するのも、
数ヶ月はかかると思います。



バレーボールをやるとなると、
それなりのリハビリをこなさなきゃなりません。


これが、もしプロのアスリートであれば、
手術したほうがいいかもしれません。


なぜかというと、
一般の方と違い、
リハビリがちゃんとできる時間があるという事。



また、仮に損傷や断裂があった場合、

患部にストレスが
加わりやすいというのは事実なので、

今後、
ストレスが加わりにくい動作を獲得するために、



フォームの改善や肩以外の強化など、
チームで専門的なトレーニングを
受けられるからです。



もし、Kさんが手術をしたら
病院でのリハビリでの完治は、
難しく中途半端に終わります。



仕事をしながらの生活なので、
バレーをするためのリハビリもできないし、


トレーナーがいるわけでもないので、
パフォーマンスが上がりません。




あとは、
問題点の修正も一人ではできないので、
また、おなじこと(怪我)を繰り返すリスクがある。



他にも様々な要素はありますが、




今回お伝えしたいことは、


ネットに書いてある情報は
簡単に鵜呑みにしないでほしいです。
 

ネットは先生ですか?


本当にあなたの症状は腱板損傷ですか?


※実際、腱板損傷であっても、
痛みがでない人もいるので、
一概にここが原因と言えないこともありますが、



一般的に考えてみてください。

筋肉が損傷していたら、

そこが修復されない限り、

症状は軽減しないんじゃないですか?



皮膚をすりむいたら、
かさぶたができるまでは痛みませんか?



たとえ数回の治療でしたが、
一時的に症状が軽減しました。


この事実を踏まえると、
筋肉の損傷による痛みと
決めつけるのは早くないですか?




同じ様な症状でも、
原因は人それぞれです。




まずは、
焦らずに先生にあらゆる問題について聞いてみる。
納得できる回答が得られなければ、

他に行くということもいいと思います。




私も、
しっかりお話する時間を
とればよかったと反省しております。




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